2012年5月18日金曜日

glamb presents 12 Emerging Artists directed by Kan Furuya

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以下glambから・・・
弊社はこれまで「ライフスタイルの提案」をテーマに、ファッションブランド《glamb》を始めとする事業を展開して参りましたが、2年前よりTシャツを絵画の新たなキャンパスと見立て、日本人若手アーティスト12名とコラボレーションアイテムを発表する『glamb presents 12 Emerging Artists directed by Kan Furuya』というアートプロジェクトを行ってきました。世間では様々なところに広まっている「アート」ですが、若い作家たちにとっての露出の場はまだまだ十分であるとは言えません。


そんな中で、このプロジェクトを通して弊社は日本国内の若手作家たちへの支援と国内アートシーンのさらなる活性化を目指しております。まだ人目に触れていない名作たちをより多くの人に届けるという、ささやかながら意義のある成果を実現することが実績として果たせているのではないかと自負しております。



プロジェクトコンセプト ―  ギャラリー発ストリート着
国内には素晴らしいクリエーションを行っている作家が数多くいますが、必ずしも彼ら全員がその才能に見合っただけの評価を得ているわけではありません。「12 Emerging Artists」で弊社はそうしたアーティストを中心にコラボレーションを行い、彼らの魅力をより多くの人びとに発信していきたいと考えています。ギャラリーとストリートとをボーダレスに楽しむための入り口、それがこのプロジェクトです。


プロジェクトの背景 ― 日本のアートシーンは欧米より40年遅れている
長らく日本のアートシーンはコンテンポラリーアートに対し、懐疑的な姿勢を取り続けてきました。21世紀に入って村上隆が海外で高い評価を獲得するまで、国内の若い作家たちには正当な評価を受けるチャンスすら与えられていなかったのです。事実、村上隆に対する評価も海外から始まっているということが、日本の旧態依然としたアートシーンの在り様を暗示してくれるでしょう。日本では彼のような作家を評価することができなかったのです。


村上隆が国内の美術界に新しい息吹をもたらしたのは確かですが、それも弱々しく、シーンは未だ閉鎖的です。どこかにパトロンを得て、わずかばかりの援助を受けながら作品をギャラリーに納め続けるか。あるいは別の仕事を探すか。国内の若い作家たちの選択肢は非常に限られています。


ヨーロッパで一般大衆が芸術に触れる機会が権威付けの為に飾られた教会位しか無かった同じ時代、江戸の庶民は手ぬぐいの文様、チェーンホルダーの元祖のような根付け、ポスターとしての浮世絵、着物の柄など様々なアートや工芸を日常生活に取り込み楽しんでいた歴史が日本にはあります。


では今日において私たちはアートに対してそれほどまでに親近感を持って接することが出来ているでしょうか。クリエイティヴィティを追求するあまり、既成の価値観を破壊し続ける革命的な芸術家たち。彼らに対し私たちは無意識に距離をおいてしまっているということはないでしょうか。さらに進んでそこに投機的な胡散臭さを感じてしまう方もいることでしょう。そうした状況において私たちが求めるのは生活に密着し、素直な感性で共感することのできる作品であると思います。


glamb presents 12 Emerging Artists directed by Kan Furuyaの背景にはこうした現代アートの現状があり、Tシャツ上のコラボレーションという形で有望な若い作家たちにより多くの発表の機会を用意したいという思いからプロジェクトが始まりました。この活動を通して作品を一人でも多くの方々に対してアピールし、さらにはこの国のアートシーンをより活性化する礎を築いていく事が出来ればと考えております。